rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

「感情労働は50点取れれば合格」やっぱりそうか

今週の「週間はてなブログ」は「感情労働」がテーマだった。

販売パートとして働いている私も、まさに「感情労働」に入る。「お客様は神様なので店員には何をしてもいいと思ってる人たち」を相手にストレスフルな労働をしている。

 

日本人は「おもてなし」「気遣い」「察し」を重視するコミュニケーションを好むため、これが感情労働と結び付きやすい。

 

感情労働から自分の身を守るためには、「完璧を目指さない」「50点取れれば合格」と考える事がおすすめ、とのこと。

 

(やっぱり〜〜!それでいいんだ。)と私は心の中で叫んだ。日頃から思っていたことだったからだ。そうしないと自分が潰れてしまう。

dennou-kurage.hatenablog.com

『はい。作り笑顔ですが、これでも精一杯仕事しています。』という「感情労働」についての本を書きました

 

新型コロナウィルス で幼稚園や小学校がお休みになり、子供がいる早番パートが仕事を休んでいる。時短営業にはなったものの仕事はそれなりに忙しく、他のパートたちの負担が重くなっていた。

 

そんな中、中堅パートのKさんが「主人が働くことに反対していていろいろ言ってくるので、私ももう限界です。しばらく仕事を休ませて欲しい。」と言ってきたとのこと。

「こんなご時世なのに休業もしないなんて。」とお怒りらしい。Kさん自身も感情労働のストレスで、かなり精神的にも辛そうとのことで、休むことになった、と。

 

ベテランOさんは、この事がショックだったらしく、仕事中に体調不良を訴えて早退して行った。二人が抜けた事もあり、昨日の仕事場はてんてこまいだった。Kさんはこのまま辞めてしまうのではないか、そんな不安をみんなが持ってる。

 

Kさんはパート入社当時から上層部に気に入られていて、「あなたのようにモチベーションの高い人は今までいなかった。ぜひ、頑張ってドンドン上に上がって行って欲しい」と言われていた。「すごく期待してるよ」というのがあからさまだった。

 

完璧を目指して頑張るからか、ご主人から「パートなんだから、そんな事までしなくていいだろ。社員じゃないんだから。」と言われる事も多かったらしい。お客様相手でストレスを抱えて、体調が悪化した事も何度かあったようだ。

 

店長との面談などで、「期待してるよ。もっと頑張ってね!」と言われると、「はい、頑張ります。」となるのは、誰でもあるあるだと思う。

 

しかし、私はある日気づいてしまった。

(待てよ。今のこのパート先で仕事ぶりが認められたとして、その先にどんな良い事があるんだろう。時給アップなんていったって、せいぜい20円アップが良い所。仕事が増え、責任が増え、下の人への指導も増えて、負担がキツくなるだけだな。それなら、今のままを維持して、自分の好きなことをやる時間を増やした方が良いのでは?)

認められれば嬉しいし、貢献もしたいけど。

 

どんなに頑張っても話が通じない人は実在するし。私自身が悪いわけでもないのに、「申し訳ありませんでした」とひたすら頭を下げるしかない事も多いし。最初から怒って言いがかりを付けてくる人もいるし。タイミングが悪かった、としか思えないような事もある。完璧なんて無理なのである。

 

他のパートよりお客様に怒られる回数がダントツに多かった私は、意外に早くこのことに気づいてしまった。

 

パートで働いてる自分は、自分の中の一部分なので、潰れるまで頑張る必要なんてないのである。Kさんも潰れないで戻って来て欲しい。