ほとんど興味がなくて見ることがなかったNHKの朝ドラ。今回は夫の出身地、北海道帯広市が舞台ということで、興味深く見ている。
本州とは違う空気感と雄大な空。開放的で情が深く、開拓者魂溢れる人たち。
今回は義兄からの依頼で、知り合いの牧場をドローンで空撮してほしいとのこと。夫と私と義兄夫婦でお邪魔した。
二泊三日の旅は絶好の晴天に恵まれて、仕上がりは上々。
池田市のワイン城にも行って来た。
ドリカムの吉田美和さんの故郷ということで、ワイン城の手前に「ドリカム記念館」があった。こちらは撮影不可とのこと。唯一、撮影が許可されてるということで、金ピカのドリカム像をパチリ。
なかなか楽しめた。
☆ ☆ ☆
特別養護老人ホームに入居している義母(87才)がかなり弱っている、とのことで、二日連続で訪問した。
「あら、みんな揃って。今日は私のお葬式かと思ったよ。」「お葬式はもう終わったの?」などと、悪いジョークのつもりなのか、夢と現実がごちゃ混ぜになっているのか、よく分からない発言を繰り返す。
5月半ばに体調を崩して、ホームから病院へ二週間入院した。あれよあれよと言う間に、ガタガタと弱って痩せて、気力も一気に衰えて来た。
「楽なもんだよねえ。何にもすることもないし、考えなくてもいいし、悩むことも何もないし。本当に楽なもんだわ。」と言いながらも、「楽しみもやりがいもない」と言いたげである。
口から栄養を取れなくなって、胃ろうにしてから8年くらいになるだろうか。
働き者で活動的だった義母にとって、体が不自由になって思うように動けない日々はかなり苦痛に満ちたものだったのだろうな、と思う。
「もう眠くて眠くて。起きてるだけでも辛いのよ。」と、すぐに横たわる。「頑張って。」と言う言葉をかけるのもどうなんだろう?と考えてしまう。
夫、義兄、義妹から見た姑と、私から見た感じはちょっと違うのかも知れない。
たくましく生き抜いて来た姑。このまま火が消えるようになってしまうのは切ないなぁ、と思った。