「東洋経済オンライン」のサイトを見ていたら、イラストレーターで漫画家の水谷さるころさんの記事がアクセスランキング1位になっていた。
うちの夫はさるころさんの夫さんほどの頻度ではなかったものの、年に数度は突然怒り出して険悪なムードになることがあった。翌日、反省してシュンとなる所も同じ。
夫婦の関係性もよく似てるなぁ、と興味深く読んだ。
ある日、理不尽な夫に反撃をして大爆発したさるころさん。そこから本格的な話し合いが始まり、どういう時にどんなことでキレるのか、原因究明と対策に乗り出した。
このあたりの話し合い方が丁寧に描かれていて、さすが!と思った。キレやすいと自覚した本人が治したい、と思った時点でほぼ上手くいきそうである。
うちの夫の場合は、「こうしたい、こうしてあげよう」と自分で勝手にゴールを設定し、何らかの理由で事がうまく進められなかった時にキレる事が多い。想定外のことにイライラしてしまうのだ。
よく気が付いてとても頼りになる頑張り屋さんなのだが、自分に厳しい分、他人にも厳しくて、失敗や過失を許せなくなるようだ。
さるころさん夫婦と似ているなぁ、と思った。
うちの場合、私が胆のう結石(胆石)で入院手術した頃から劇的に夫が変わった。
こうして夫婦二人の生活になっても平和に暮らしていられるのは、夫が「自分を変えよう」と頑張ってくれたお陰だと思う。
私も過去に何度も、ものすごい反撃をした事があった。本音でぶつかり合うことも大切なのだと思う。
一方で、徹底的にぶつかり合うのを避ける、という人もいる。
彼女の夫は普段は温和で優しい人だが、お酒を飲むとスィッチが入って、日頃の不平不満を言い始め、時にはキレるらしい。
それが怖いので、お酒を飲んでスィッチが入りそうな時には、怒らせないように気を遣って、徹底的にかわすのだそうだ。
うちの夫はお酒に弱くてすぐに眠くなっちゃう方なので、飲んでスィッチが入るなんてことはない。正直な人なので思った時に、の直情型だ。
お酒が絡んでくると、それはそれで厄介な感じがするが、本人は反撃して話し合って現状を変えようという気はないようだ。
「人は変われる」と私は思う。