rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

小池一夫「人生の結論」を読んだ

私はTwitterのアカウントを持ってはいるけれどロム専門。

たまたま昨日、流れてきた小池一夫さんのツィートに釘づけになり、興味を感じてドンドン読み進み、ついには電子書籍で「人世の結論」を購入して読了した。

小池一夫さんといえば、「ゴルゴ13」とか「子連れ狼」などの劇画の原作者かな?というくらいの記憶しかなかった。70才過ぎてからTwitterを始めて、フォロワーは80万人を超えているとのこと。すごいなあ!

(最近のツィートから、1万超えのいいね!を獲得したものを引用させていただきました。↓)

11月11日
生まれ持った性格も違うし、育った環境も違うし、何を好むか嫌うのかも違って当然。そんな僕らが上手くやっていくには、もう、相手を思いやる「想像力」を磨くしかない。何もかも受け入れる必要はないけれど、何かを受け入れる事も大事。人付き合いの一番の武器は、想像力です。おはようございます。

11月8日
世の中、「頑張る人」と「頑張らない人」がいるんだよ。もっと正確に言うと、「頑張りたい人」と「頑張る必要性を感じない人」。どちらが正しいという話ではなくて、お互いがその在り方を否定しないことが大事。しかも、人生の時期によって、立場が変わるしね。今の僕は、ボチボチ頑張ってます。

11月9日
僕は、今、82歳で長期入院している。それで、分かった大切なことがある。それは、限られた条件の中で、如何に「クリエイティブ」になれるかだ。精神をだらけさせたら、一気に崩れ落ちてしまう防波堤がクリエイティブになることだった。これは入院していなくても同じことだと思う。おはようございます。

11月7日
人生をつまらなくする考えの典型がある。悪いことが続いたら、次もまた悪いことが起こるのではないかと心配し、良いことがあれば、次は絶対悪いことが起こるのではないかと心配する。良いことがあっても、悪いことがあっても、常に心配している。「取り越し苦労を止める」。これで、随分楽になります。

11月6日
ドンくさいなあ、トロくさいなあ、気が利かないなあとか、必ず相手に思うときはある。その時、カッと怒ったら自分の負け。どうしたの?どこが分からなかったの?分からなかったら聞いてね、といえる自分でいたい。ただ怒るだけでは、同じミスが何度も起こる。自分自身だって大概ドンくさい時あるしねえ

11月3日
「自分から去っていった人」に執着しない。原因は自分かもしれないし、去っていった人かもしれない。もしかしたら、原因さえなくて、何となくかもしれないね。人ではなく、そういう場所も沢山ある。人間は、人にも、場所にも、物にも飽きてしまうことがある。縁があったらまた会おうねぐらいでいいね。

11月2日
此処にいるために真っ直ぐ生きてきたんじゃなくて、漂って、漂って、今、此処にいる。そんな感じ。100%思い通りの人生を送れる人は、誰もいなくて、皆、思いもよらない場所にいる。行きたかった場所には行けなかったかもしれないが、辿り着くべきところに辿り着いた。おはようございます。

10月22日
長く入院をしていると、はっきりと分かります。人生を諦めた患者さんと諦めていない患者さん。諦めていない人は、かなりの老人でも、何か勉強をしています。自分を高める何かをしています。僕も、今日、新しい本を注文しました。勉強を止めない自分でいたいです。おはようございます。

80才を超えて、今、自分の人生を振り返ってどんなことを感じているのか。とても面白かった。