rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

14年分の画像データが一瞬で消えた日

数日前、大きなため息をつきながら二階から降りてきた夫。「どうしよう・・・画像データがすべて消えてしまった。単身赴任してからの14年分がぁ・・・。」と意気消沈。

単身赴任先であちこち訪れてはデジタル一眼レフiphoneで写真を撮りためていた夫。マメに整理する方なので、それらは全て外付けのハードディスクに保存していた。

私が単身赴任先に遊びに行った時に、一緒に出掛けて撮影したものもたくさんあった。

子供達が生まれてからの写真も全てデジタル化してくれて、年代別に整理していた。さらには、自分の幼少期からの写真も全てデジタル化。これらは原本の写真やネガが残っていたのでセーフ。

しかし、元来マメな夫なのに、なぜかバックアップは取ってなかった。ああ、なんということでしょう・・・。

「たまには画像の整理でもするか、と思ってさ。ハードディスクの電源を差し込む時に間違えてしまって。12Vなのに5Vのやつを・・・。そしたら一瞬で消えた!!全部!!ああ、俺の14年間の記録がぁ・・・。」

うちはDropboxというアプリを使ってて、「共有」というファイルで、夫のパソコンと私のパソコンで画像を見られるようにしていた。

私はあまり整理もせずに放置しておくほうなのだが、「画像データがいっぱいになってるから、古いやつは削除するよ。まぁ、こっちのハードディスクに全部とってあるから大丈夫。たまには画像の整理しろよ。」なんて言ってた夫。

全然大丈夫じゃなかった。

削除される前に私専用のファイルにコピーしておけば良かったなぁ。後の祭りである。

パソコンを買い換えた際に、「もう使わないだろうから初期化して売っぱらうぞ。」と、その時もバックアップは取ってなかったはず。ササッと片付ける夫。ううむ。こういう時は悔やまれるなぁ。

2、3日落ち込んでいた夫だが、「消えたデジタルデータを復元してくれる会社を見つけたよ!」とさっそく電話して、ハードディスクを送付した。料金は状況等により5〜20万円という話だった。見積もってもらったところ、約10万円とのこと。高額である。

「そのくらい掛かっても仕方ない。データが復元出来るなら。」と言っていた夫だが、昨日、その会社から悲しいお知らせが届いた。

「申し訳ありません。復元出来ませんでした。いろいろ頑張ってやってみたのですが。手数料はいただきます。」とのこと。

一瞬ですべてが消えてしまうところが、デジタルデータの怖いところである。今度からはマメにバックアップを取るようにしよう。