21日の実家売買本契約の前に、7日付けで契約書に署名捺印し郵送した。これで書類上の契約は成立したわけである。
本契約を前にちょっと気が重いことがひとつ。「片付け業者に見てもらったら、写真とかアルバムとか、あの状態ではダメだと。持って行けないとのことです。売主さんに持って行ってもらいたいとのことです。」と不動産屋に言われたことである。
仏間に飾ってある故人の遺影写真。祖父、祖母、父、母、弟、伯母。(まぁ、それはそうだろうな。)と思ったので、額から抜いて持ち帰ろうと思った。電話を切ってからしばしモヤモヤしたのは、アルバムもダメなのか?ということ。
半透明の大きなゴミ袋にポンポン捨ててたのは、私の結婚前までのアルバム。あまりにも汚くなっていたので、中を全部見て、必要なものは剥ぎ取って持ち帰った。強力に張り付いてて取れないものはあきらめた。
あと、子供達の幼少時のポケットアルバム。焼き増しして送ったものがかなりの量残ってた。これは自宅に同じものがあるし、デジタル化も済んでるので必要ないと思って捨てた。こういうものもダメなのか。
前日から一人で新幹線で移動する私。なるべく身軽で帰りたい。
そもそも、買主さんが「年内中に引き渡し希望」とのことで、まだ片付けも不十分な状態で受けわたすことになったのだ。現状で片付け費用分は差し引いての取引なのだが、意外にも「業者が嫌がって持っていかないんですよ。」というものがいろいろあった。
当日、銀行での本契約のみ、実家での仏壇と神棚のお性根抜きのみ、だと気が楽なのだけど、現実はそうはいかない。
秋田は大雪注意報も出てるようで、自分の体調もちょっと心配。
遠距離でなかなか片付けにもいけないから、業者にお願いしているのに。写真というのは個人情報だからなのか?それともオカルトめいた感覚からなのか?
「ダンボールに入れてガムテープ貼っちゃえばいいよ。こっちが捨てるという意思表示をすればいいんだから。」
「アルバムも写真も切り刻んでゴミとして捨てれば大丈夫よ。」
「自分で自治体のゴミ袋に入れて、ゴミ捨て場に捨てればいいんじゃない?」
などと周囲からアイデアをもらいつつ。なにか今ひとつモヤモヤしてる。
仏壇、お位牌、写真。あと「目が入ってる人形は気持ち悪くて捨てられない。」なんて人もいる。育った環境とか、宗教心とか、個人個人の感覚で大分違うものだなぁと思う。
気持ちは重いけど、頑張るしかない。
