rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

浄土真宗・仏壇の処分について

さてさて、空き家になった実家の売却はほぼ確定したものの、仏壇の処分その他に関してはまだまだ疑問がいっぱいな私。

本を取り寄せたり、調べたりしていたら、「浄土真宗本願寺派 本山 東本願寺」のサイトにたどり着き、Q&Aを読んで、ようやく腑に落ちた。

浄土真宗本願寺派 本山 東本願寺

浄土真宗では魂を入れ替えるということはいたしません。よくお仏壇を新しくしたので、「魂の入れ替え」をして欲しいとか、古いお位牌から新しいお位牌に「魂の入れ替え」をして欲しいと言われることがありますが、浄土真宗ではそのようなことは行いません。
というのは、浄土真宗の教えでは亡くなった方はすぐに仏さまの導きにより浄土に往生し仏となるからです。仏となった方の魂が現世に残る、霊として現れるという考えは、浄土真宗の教えにそぐわないのです。
お仏壇や御本尊を新しいものに替える時に「おあたまし」をします。
これは改めることを指しています。決して魂の入れ替えをしているのではなく、 改めて、仏さまとのご縁を喜び、感謝するお勤めなのです。

浄土真宗では、本来、お位牌は用いません。お位牌は本来仏教の風習ではありませんでしたが、中国の儒教の習俗が仏教の風習と混同し日本に伝えられて今に至っているようです。
浄土真宗の教えとは簡単に言えば、我々凡夫は仏さまの導きにより、浄土に往生し仏となる、というものです。
「お位牌に魂が宿り、それを供養していく」という教えではないのです。
そのような意味から浄土真宗では、位牌を使用いたしませんし、「お位牌の魂入れ」などもいたしません。
ですが、やはり「何か対象がないとお参りしにくい」というのが正直なところかも知れません。
ですから本山では、法名軸や過去帳をすすめています。
葬儀等で使っている白木のお位牌は一時的な仮りのものです。忌明けなどが終わり一段落ついたら、お寺に相談してお焚き上げしてもらいましょう。
法名法名軸や過去帳に書き写し(お寺にご相談ください)お仏壇に安置しましょう。

さらにもっと調べていくと、「過去帳は自分で毛筆で書いても構わない。記録簿のようなものだから。」「白木のお位牌は普通に処分しても大丈夫。」と書かれている浄土真宗のお寺のサイトもあった。

なかなか合理的である。いとこの一人は「手抜きの変な坊さん」と言っていたが、もともとの教えには忠実であった。土地柄で白木のお位牌に法名を書いた紙を貼っているのだと思う。

私は檀家でもなく、父母弟を供養してあげたいだけなので、小さな仏壇と過去帳を購入しようと思う。