rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

人は変われる

今年の夫の夏休みは九日間。術後の私は4時間の時短勤務だったので、いつもの夏休みより一緒にいる時間が長かった。

ふと気がつけば喧嘩をしていない。そういえば、ここしばらくは平和な日々が続いている。私の今回の入院・手術でも世話になりっぱなしなのに、小言一つ言わなかった。

もともとマメな人なのだが、この夏休み中もよく動いて、家の中の不用品をドンドン処分してくれた。車いっぱいに詰め込んで、ごみ処分場には二回も行ってくれたし、庭の木の剪定や片付け、家の中の掃除まで。ありがたいなぁ、と思っていたら突然こんなことを言い出した。

「あーっ、なんか血圧上がってきた! 一生懸命頑張るのはいいんだけど、だんだんイライラカッカしちゃって調子悪くなるんだよな。」

「血圧上がるのって自分でわかるものなの?」と驚く私に、「わかるさー。カーッと上がってカリカリしちゃって、周りの人に辛く当たっちゃって傷つけてしまうんだよな。それで後でガクッと来てすごく後悔するんだ。嫌な気分なんだよ。」
「怒りのコントロールって大事なことだと思うんだ。それで人間関係を悪くしてしまうから。」と、夫。

私は自分で血圧が上がるなんて自覚したことがない。のほほんとしてるので怒りでキレやすい方でもない。そういえば職場のkさんも、「あーっ、なんか血圧上がってきた。調子悪い。」と言ってたことがあった。彼女もわりと完璧主義の頑張り屋さんである。

キレるのってキレる方に取っても気分悪いことなのだな。まぁ、考え方の癖はなかなか直すのが難しいので、時にはイライラカッカして当たるようなことがあっても大丈夫、くらいに思っていた私。夫が反省して改善しようと意識していたなんて知らなかった。

“人は変われる”と思う。本人が何とかしたいと思って自覚さえすれば。夫の場合は職場の上司がひどいキレ方をするタイプのようで、自分自身を省みるよいチャンスになったようだ。

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夏休み忙しい長男は帰ってこない。次男は私たちが留守にしていた10日に帰って来ていた。11日夜にようやく三人で合流。「こっちは街中も静かだし涼しいね。大阪はスッゲーにぎやかだよ。セミまで鳴きまくっててうるさい。」と次男。他人にツッコミを入れたいタイプの人が多いので、コミュニケーションとるのがラクだと言っていた。ためてためて爆発、ではなく、言いたい時には言う、という人が多いとか。異文化に触れて楽しそうである。

ほとんど毎日、ランチだ、飲み会だ、と用事があり出掛ける。「こういう時じゃないと、なかなか友達にも会えないから。」と。

お昼にオムライスを作ってあげたら、おいしいコーヒーを淹れてくれた。相変わらず、自家焙煎にこだわり、コーヒー道を究めている様子。男の子母としては、この優しさだけで十分満足である。