rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

空き家になっても付き合いは続く

昨日の夕方、亡父の母方本家Tさんから電話があった。

(親戚の誰かが亡くなったのかな?)と驚いて電話に出ると、「近所のkさんのお父さんが亡くなったんだよ。明後日の葬儀だから、ご香典送った方がいいと思って。kさんはお父さんの葬儀にも呼ばれてたでしょ?」とのことだった。

kさんは父よりかなり年下の飲み友達。「俺の葬式の時は親族の席に座ってくれ。」と生前父が言っていたようで、葬儀後のお斎の席にも座っていただいたのだ。

それにしても、私にとっては会ったこともないkさんのお父様。それでもこうして連絡は来るのだな、と正直戸惑った。田舎の常識なので従うしかない。さっそく、現金書留で送る準備をした。

父が亡くなって1年8ヵ月の間に、亡父父方本家のご主人が亡くなり、亡父父方叔母も亡くなり、そのたびにご香典を送った。親戚は仕方がない。この先、父母の兄弟姉妹が亡くなったら、駆けつけて葬儀にも出なければいけなくなるだろう。

そこまでは覚悟していたものの、田舎の人間関係はもっと親密な部分もあり、戸惑いを隠せない。

「家の周り、雑草がすごかったから草刈りしておいたよ。でも、オレ以外にも誰かやってくれてるみたいで、裏の方の草がきれいに刈られていた。もしかして、Nさんかな?お礼を言っておいた方がいいよ。」とTさん。ありがたい、と同時にびっくりである。(御礼をしないといけないよな。)と気を遣ってしまう。

(ありがたいんだけど、気を遣わずに済むようになりたい。)と思ってしまう私はわがままなのか。

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先週金曜日、TBSの「爆報!THEフライデー」という番組で、タレントの松本明子さんの実家問題を取り上げていた。まったく身につまされる内容だった。

28日放送の「爆報!THEフライデー」(TBS系)で、タレントの松本明子が、実家の査定額にあ然となった。

番組では、松本が直面する「空き家問題」を特集した。松本は両親が2千万円をかけて建てた築45年、木造の一軒家を香川・高松に持つ。しかし25年前に両親を東京に呼んでから空き家となっており、10年前に両親が他界した後も残されている。

現在でも松本はたびたび帰省し掃除をしているが、これまでの維持は25年間で1800万円以上になるというのだ。だが今の状況に限界を感じており、松本は売却を決断する。

松本の予想額は500万円だったが、高松の不動産会社が買取査定したところ、最大でも200万円とのこと。この結果に松本はがく然とした表情を見せた。

ちなみに松本の実家付近の土地相場は90坪で約500万円だという。土地代を下回る安さなの理由について不動産会社は、追加リフォーム費用に300万円以上かかると説明していた。

(livedoor NEWSより引用させていただきました)

うちの実家は築30年。松本さんの香川県高松市より、もっともっとド田舎。田舎なので面積はあるが、逆に大きすぎて敬遠されてる所もあるかも知れない。

固定資産税が年間6万円ほど。電気代はブレーカーを切ってるので大して掛からないが、水道代が基本料金で月に3000円掛かる(高い)。お寺さんに納める維持費も年間1万円掛かる。

父が亡くなった直後は、家を買いたいような話もチラホラあったのに、最近はサッパリである。地元の不動産屋にお願いしてるのに、連絡もなしのつぶて。これはもう、不動産屋を変えて、やる気のある所に頼んだ方が良いのかも知れない、と思い始めた。

大した値段にならなくても良いから、心に重くのしかかる気がかりなことから解放されたい!!
キッチリ片づけて空っぽにしてから売りに出す、というのが基本なのかも知れないが、遠く離れた所に住んでいると、それも一大事である。

こういう問題で苦しんでる人は多いはず。と思って検索してみても、なかなか個人のブログに書いてる人はいない。

不動産屋さんとか、リノベーションに取り組んでる業者さんとかばっかり。

実家の売却が終われば、次はお墓問題。墓を移すにしても、墓じまいするにしても、こちらもまた問題山積である。

それでも、空き家問題が片付けば、宿を取って(例えば温泉宿とか)墓参りに通う程度なら、グッと気楽になるのだ。そこを目指して進めて行こう。

たった一人残されて、「実家をたたむ」という使命を負った私。夫が協力的なのがせめてもの救いである。