一昨日の夜、はてなブックマークを見ていて「小林麻央さんが進行性の癌で闘病中」というニュースを見つけてビックリ。昨日午後三時からの海老蔵さんの会見を見て、またまた衝撃を受けた。
33才という若さで、お子様たちもまだ小さい。一番かわいい盛りじゃないか！どんなお気持ちで闘病されていることだろうと思うと、やり切れない気持ちになる。
記者会見で「ステージは？病期は？」と質問されていたが、海老蔵さんは「深刻な状態」という表現にとどめて、ハッキリと言わなかった。「手術をする方向で治療を進めている」と言ったことから、ワイドショーなどでは専門家に「多分、3期か4期と思われます。」と語らせていたが、デリカシーのかけらもないな、と思った。
こんな時に野次馬根性はやめてもらいたい。
有名人がガンになると、「この機会にガンのことを学習しましょう。」とばかりに、そこへ食らいついた報道が始まる。乳がん経験者は微妙な気分になるのだ。
私が乳がん告知された5年前は、「乳がんになる人は20人に1人」と言われていたのだが、その後「18人に1人」「16人に1人」と増えてきて、今現在は「12人に1人」なのか。5年前は「一年間で乳がん患者は4万人増える」と聞いていたが、今現在は「9万人」なのだそうだ！！若年性乳がんも増えているらしい。
乳がんの好発年齢は46、7才くらいらしいので、私はドンピシャだった。治療の過程で失うものが多くても、まぁ仕方ないかと思える部分もあった。だけど33才。それはあまりにも酷だなぁ、と思う。
私が通っていた病院は、ご丁寧に抗癌剤治療のたびに一泊入院させてくれる所だった。そこで入院の度にいろいろな患者さんたちの話を聞く機会があった。32才くらいの若いお母さんが抗癌剤治療のために入院してきた時、「うちの子供達は幼稚園と未就園児なの。抗癌剤治療に入る前に、いつ死んでもいいように遺言状書いて来たわ。」と話していた。片時も離れたくない時期なのに、お母さんも子どもたちも辛いだろうな、と思った。
会見での海老蔵さんはとてもしっかりされていて、麻央さんと子どもたちをガッチリと支えて頑張られてるのが伝わってきた。
奇跡が起こりますように、と祈らずにはいられない。
