rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

通院日・祝☆手術から3年

今日は通院日。
午前9時の予約で8時半には来るように、とのことだったが、ちょっと遅れてぎりぎりセーフ。待合室はいつになく空いていて、ほぼ時間通りに呼ばれて診察室へ。触診、エコー、特に変わりはない。

「今回でちょうど3年ですね。では、次回は4ヵ月後になります。お薬も130日分出しておきますね。」とのこと。年末年始が入るかららしい。おおっ、4ヵ月もご無沙汰なんて、ちょっと嬉しくて乳がんのことを忘れてしまいそうだ。

手術から丸々3年。
意外なことに手術前より丈夫になった私。女性ホルモンを抑えたことで肉体は老けたけれど、いたって元気だし、精神的には以前より充実しているような気もする。3年を無事に経過したことで、ちょっとホッとした。

中央検査室で採血してから帰るように、とのことで移動すると、40人待ちの混みよう。それでも40分待ちで終了した。

待っている間、隣に座った上品できれいなご婦人に話し掛けられ、2人とも乳がんで通院中とわかって、お喋りに花が咲いた。乳がん患者が多い病院だからか、気軽に話し掛けてくる方は多い。

「私は良性の乳がん、って言われたの。」とその方はおっしゃったので、「えっ?乳がんって、悪性だから乳がんなんじゃないですか?」と私は言った。とても若くて美しくて60歳くらいにしか見えない方なのだが、後期高齢者とのこと。それにしても、良性の乳がん??主治医は同じなのに、そういう説明だったのだろうか?

私の治療内容をお話したら、「ハーセプチン?なにそれ?」という反応だった。自分の治療以外のことはほとんど知らない、という患者さんも多いなぁ。その方はホルモン療法のみで、今年の5月に手術をされたとのこと。甲状腺にも腫瘍が見つかり、このあと手術予定。婦人科にも何やら見つかったとかで、「トシをとると病気ばっかりで嫌になるわ〜。」とおっしゃっていた。

☆   ☆   ☆
採血も無事に終わり絆創膏を抑えていたら、「あのう、もしかして・・・rosaさんじゃないですか?」と話掛けて来た女性がいた。マスクをされていたので、しばらく誰か分からずきょとんとしていると、「私、Cです。お花の教室に同じ頃に通っていた・・・。」「あーっ、思い出したわ。Cさん?お久しぶり!」途端に盛り上がる2人。

「もしかして、10年ぶりくらいかしら?」と言われたので一生懸命に過去を振り返ったら、どうやら8年ぶりくらいらしい。ここにいるということはもしかして?と思ったら、やはりCさんも乳がんだった。

「健診で見つかって今年の4月末に手術したの。手術前に他の病気も見つかったので、それの治療をしてから、ということになって。」とのこと。今はホルモン療法のみということだが、ノルバデックスの副作用がひどくて、一時中止。今回から再開となったとのこと。

その後、場所を移してじっくりと話し込んでいたら、隣に座った方が「もしかして、お二人とも乳がん?」と話に入って来た。その方は術後5年経った方で60歳くらい。お元気そうだった。「あら、ごめんなさいね、話に割り込んじゃって。」なんて言いつつ、楽しくお喋り。

Cさんは実家のお父さんの病気の介護等で忙しくなり、お花の教室を辞められて、今現在は他の先生の所で趣味として楽しんでいるのだそう。あれからもう8年も経ってしまったなんて・・・。
「機会があったら、先生の所に遊びに行ってみましょうか?」と連絡先を教えあった。先生にもすっかりご無沙汰である。

「なんかね、rosaさんのことはすごく印象に残ってて。」と言われて嬉しかった。私も、Cさんは優しい良い方で、一度車に乗せていただいて花材の買い物に一緒に行ったこともあり、懐かしかった。

思いがけない再会。趣味仲間として、乳がん患者同士として。楽しい出来事だった。