昨日、仕事中に長男からメールがあった。住民基本台帳カードを作りたいだの、年金手帳を送って欲しいだの、書いていたので、夕方電話した。
「だからさぁ、保険証の紛失届を早く警察署に出して、お父さんに頭を下げて再交付の手続きしてもらわないとダメなのよ。」というと、「うん、わかった。近いうちに休学届を出しに行くから、その時にちゃんとやるよ。」と長男。元気そうな声である。
「実は昨日だか一昨日、父ちゃんからfacebookにメッセが来て、『この前は悪かった』って、謝ってくれたんだ。」
えっ？あやまった？あの頑固親父が？！私も二男もびっくりである。今まで私とケンカした時でさえ、ちゃんとゴメンなんて言ってくれたことあったかしら？(あったかも知れないけど忘れた)いつもヘラヘラと話し掛けられて、なんとな〜く仲直りしてたのに。長男にちゃんと謝ったなんて！
「本当に今回は心配掛けてごめんなさい。一年間休学して仕事に集中して、ちゃんと今年1年で仕事を軌道に乗せるから。そして、あと1年か1年半くらい掛かるかも知れないけど、大学はちゃんと卒業する。自分が教育に関わる仕事してるのに、大学卒じゃないなんて恥ずかしいもんね。本当に申し訳ないです。」
「わかった。そういうことなら頑張りなさいよ。でも、どうしてもうまく行かなかった時にはちゃんと会社をたたんで、普通に就職するということも選択肢に入れててよ。」
「そうだね。そのためにも、思い残すことがないくらい頑張ってみるよ。」
長男の声は明るかった。日曜日の夜(一昨日)、私と二男がTBSの日曜劇場「とんび」を見ている所へ夫から連絡が入った。「このドラマ、すっごく面白いんだよ！お父さんも見てみて。」と二男。Skype越しに3人で見た。
二男が「『とんび』面白い！今まで見たドラマの中では一番好きだな。」と言っていて、ネットで第一話からずっと見ていた(最近気づいた)。
頑固親父ヤスのセリフや行動はうちの夫にそっくりだし、アキラのセリフや行動は息子たちとよく似ている。たえ子おばさんのセリフは私とそっくり。いやはや、面白い〜。
「お父さんもこんな気持ちだったのかもね。」などと言いながら涙がほろり。次回で最終回だなんて〜、寂しいわ。頑固親父ヤスは真っ正直で心根が優しいなぁ。母と子の情愛を描いた作品は多いけれど、父と子のはあまりないし、ここまで描き切れてるものは稀有だと思う。
というわけで、なんとか解決にたどり着いた我が家だった。
