今年の春は寒かった。私の住む地方では、最高気温が10℃を超えるようになったのは最近のこと。それに伴って花粉症の症状が出始めた。
私は花粉症歴二十年ちょいの“超ベテラン”。今年の春は花粉の量が少ないせいか超ラクだなぁ、と思っていた。ところが、先日の“爆弾低気圧”が過ぎ去ったあたりから、急激に悪化した。目がかゆくてかゆくてたまらず、だんだんまぶたが腫れてきた。
これまでも目が腫れて大変なことにはなったが、いつもの年なら2、3日で自然に治まっていた。ところが今回は治まらない。病院に行こうかどうしようか、と迷っているうちに土日になり、昨日は人相が変わるくらいまぶたが赤く腫れ上がった。接客業でこの顔はキツイ。
5日は職場の送別会があり12時半過ぎに寝た。(閉店後の飲み会なので始まるのも遅いのだ。)その翌日も夫とスカイプで話していたら遅くなってしまったり、その数日後は、帰りのバスがなくなってしまった次男を最寄の駅まで車で迎えに行ったり、と、睡眠不足が続いていた。
昨日はまぶたの腫れだけじゃなく、体もだるくてのども痛くて、私にしては珍しく元気になれない1日だった。鼻炎の症状がひどくないことだけは幸いなんだけど。
仕事仲間のTちゃんが、「いつもはコンタクトなんだけど、目が腫れてて痛くて入れられなかった。」とメガネをかけて来たり、お客様でも目が真っ赤になってる人が数人いたから、やっぱり花粉症なのか。
あまりにツライので仕事帰りに眼科に行った。5時近かったのに待合室は患者でいっぱい。看護師さんとのやりとりを聞いていると、ほとんどの人が「目がかゆい」と訴えていた。
ドクターは40歳くらいのきれいな女医さんだった。「アレルギー性結膜炎を起こしてますね。抗ヒスタミン剤の目薬を出しますが、それだけでは治まらないと思いますので、かゆみがひどい時用のステロイド入りの目薬も出します。これは1日4回まで使えます。」とのこと。とりあえず薬をいただいてほっとした。
病院にかかるたびに、乳がんの術後治療中であることを説明して、お薬手帳も見せなければいけない。なかなか面倒だけど仕方がない。
それにしても、これだけ症状がひどくなったのは、ハーセプチンの治療中だからなのだろうか？？？
傷の治り具合も悪いのだ。職場でひじをちょっとケガしたら、いつまでもじゅくじゅくしていて、なかなか治らなかった。ハーセプチン治療中は白血球の数値が低めだからなのか。(前回はもらい忘れ。前々回は3900くらい。)
「分子標的薬は皮膚や粘膜にトラブルを抱えやすい」と何かに書いてあったけど、それなのだろうか？
ホルモン治療でエストロゲンを止めてから、逆にお腹の調子が絶好調な私は、仕事を休むこともなく元気にやって来たんだけど。今回の目の症状にはちょっとまいってる。来週のハープチン投与の時に聞いて来よう。
