自分では「かなり伸びてきた♪」と思っていたのに、写真に撮ってみるとそうでもない。後頭部の手触りは、「ぞりぞり」となってきて、いい感じなのになぁ〜。側頭部は相変わらず薄い。
鏡で見ると全体に青黒くなってきていて、地肌から「発毛しよう、発毛しよう」と必死になってる様子が感じられる。写真で見るよりは発毛実感出来る。
先日、単身赴任先から帰ってきた夫に見せたが、「全然変わんね〜。」とひと言。2ヵ月半ぶりなのに。次男も「変わってないねー。」と。毎日見てるからわからないのよ！
眉毛も大分生え揃ってきて、描きやすくなってきた。
★爪の状況
画像で見ると何の問題もない感じだ〜。実際はもう少し暗い色。真ん中のあたりがへこんで線が入っている。縦の線も多い。あらら、でも1ヵ月で大分回復したようだ。
もともと桜色の健康そうな爪だった私。FECの2クール目に気が付いたら、根元がどす黒〜くなってきて、(さすが抗がん剤！ひえ〜っ)と怖れおののいたものだった。
3クール目と4クール目、ECに変更になり投与量も減らされたら、黒ずみがなくなり、全体に暗い紫色になっていった。FECとEC、2種類の抗がん剤投与を受けた経験から、やはりFECの方が毒性が強かったように感じた。爪の変化が顕著だった。回復が早かったのもそのためだと思う。
★血管痛
大多数の人が悩むと言われる血管痛だが、私はそれほど悩まなかった。2クール目投与後から、両手を上げて伸びをしたときに、「あれ？なんか痛い。伸ばせない。」と気が付いて、それが血管痛とわかったものの、さほど気にならずに過ごした。
抗がん剤投与の時のルート確保は、いつも女医さんがやってくれて、手首の親指の下あたりが使われた。ひじの内側に血管に沿ってべこりと凹んでる所がある。そこがちょっと痛くてひきつれるような感じ。これがいわゆる血管痛というものなのだな、と思うが、ほぼ忘れて過ごしている。
★関節痛
調べてみると、抗がん剤終了後1ヵ月くらいして関節痛に悩む人は結構いるようだ。朝起きた時が一番つらい。手の指のこわばりなど、なかなか不快だ。少し経てば体も慣れてスムーズに動けるようにはなるけれど。昨日、仕事でずっとしゃがみ込んで整理をしていたら、終わる頃には膝がガクガクだった。次回、診察の時にドクターに言ってみよう。
うちの夫は、忙しくなると全然連絡をくれなくなったりして、「おーい、生きてるー？」と思うくらいなのだが、なぜかこちら側はあまり気にしてないのに、毎日毎日まめに連絡をくれるような時期もある。
「関節痛、今日はどうだった?」「そりゃ大変じゃないか。ドクターに言って休薬した方がいいぞ！」「抗がん剤やってから、体が蝕まれてるんじゃないか。」
いろいろ心配してくれるのはありがたい。でも、今は薬は飲んでないし。ハーセプチンだけなのだ。ホルモン治療が地味に効いてきたのかも。エストロゲンが激減すれば更年期のような症状になると説明した。
「なに、大変じゃないか！ホルモン治療って、半年くらいか。」
いやいや〜。5年だよ(私の場合はノルバデックス5年、ゾラデックス3年)、と何度も説明したはずなんだけどな。他人の病気のことは頭に入らないのだ。
「ホルモン治療やめちゃったら、私なんかすぐに再発して転移して死んじゃうよ。」「そんなにすぐは死なないだろ。」などと不毛な会話をしてしまう。Her2陽性以外はそんなに深刻な病状でもないのに。
抗がん剤の副作用のように、具合が悪くて大変、というのとは違うので、体が痛くて辛いだけなのだが。関節痛というのもなかなか大変である。
