rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

EC3クール、通院日

投与から2週間後の通院日。
9時40分頃到着して、血液検査へ。50人待ち。40分ほど待って採血してもらい、外科外来に戻る。今日も診察まで終了したのは11時半頃。午前中の予約だったのに、午後に回されてしまった患者さんがまだたくさんいた。今日も乳腺外来は忙しそうだ。

血液検査の結果、白血球は 5900 → 2000 Neut 61.1 → 54.1 に減少。(EC3クール目投与時と比較)

それにしても、前回の血液検査の結果は自分でも経験したことがないような数値だった。肝臓の数値が上限値を超えていた、なんて、生まれて初めて。GOTもGPTも。LDHコレステロールも!リンも血小板数も。検査結果に「H」マークがたくさん付いていた。今回は、その数値すべてが正常値に戻っていた。これは多分、FECの副作用だったのだろう。

「血液検査の結果ですが、白血球が2000、うーん大丈夫なような気もするが。迷うところですねえ。今日も注射して行きますか?」
「ハイ。お願いします。」
「グランの注射で、副作用とか、不都合なことはありますか?骨が痛くなったりとかは。」
「注射して3日間くらいはダルイですが、それほどひどいことはないので、大丈夫です。」

1クール目と2クール目、FECの時は1300まで下がった白血球。今回、ECに変えて薬剤の量も減らしたので、2000までしか減らなかったのだろう。肝臓その他も大丈夫。血液検査に体調の良さがちゃんと反映されていた。そのためか、副作用についても特別聞かれなかった。

便秘のことや、うーん、痔のことまで、話しちゃったほうが良いかしらん、と思っていたのだが、自分で調節すればよいことだし、まぁいいかな、などと思ったり。ドクターは忙しそうだし、最終投与も無事に出来そうなので、ゴールが見えて来て気分も明るい。

その後のスケジュールの確認。
抗がん剤のあと、間をあけずにこのまま続けてハーセプチンで大丈夫ですか?」
「ハイ。大丈夫です。」
ハーセプチンの初回投与は1泊入院になり、その後どうするかは相談して決めましょうということだったので、外来投与(日帰り)でお願いした。そんな感じで今日は終了。あっさり、あっさり。

前回、3クール目の投与入院のとき、ドクターが病室を回ってきたのは午後7時半頃だった。その日のドクターは見るからにやつれていて、声は枯れているし、頬はこけてげっそりしているし、とても疲れた様子だったのだ。ガンの患者さんを多く診る外来って大変なのだろうな、と思う。

ガン告知だって日常的にあるだろうし、深刻な病状の患者さんへの対応とか、診察の順番がなかなか来なくてイラだってる患者への対応とか・・・。私もオバサンだけど、オバサンパワーはすごいから。

患者から見たら担当ドクターはひとりだけど、ドクターが診てる受け持ちの患者の数は、きっとすごいことになっているだろうと思う。たくさんいる患者の中のひとり、なので、別段問題がない時は、ササッと終わらせたいと私は思うのだ。元気だし♪

グラン注射を打ってもらって(3回目だ〜)、会計を済ませて外に出た。あちこちの庭に薔薇が咲いていて、街路樹も緑が濃くなり、実にさわやかな季節である。気持ちいい。抗がん剤もあと1回の投与で終了、と思うと、気分も軽やか。

今までにないことだが、ちょっと街中をウロウロしてショッピングを楽しんだ。そのくらい、健康状態良好である。痔はまだ少し痛いけど。

休みだった昨日は、家の2階の3部屋とクローゼットを片付けた。震災後、初めてである。すぐに抗がん剤治療に入ったので、家の中を片付けるような気力も体力も無くなっていた。

ようやく、本当にようやく、復活してきたな、と感じるこの頃だ。