投与から15日目の今日は通院日。
9時半に受付して、すぐに血液検査室で採血。すごい混雑ぶりで40分待ちだった。
乳腺外科も混んでいた。名前を呼ばれて診察室に入り、診察が終わったのは11時40分頃。それでも、待合室は午後に回された患者さんでいっぱいだった。
「血液検査の結果ですが、白血球は1300でした。前回と同じ感じですね。」とドクター。
「えっ、じゃあ今日も注射しなきゃならないんですか？」と私。
「(当然だろ、なにを言ってるんだ、この患者さんは。)うーん、そうですね。この数値ですから。」ドクターはそんな表情。たしかに当然だわ。自分ではとっても元気で、数値はもっと上がってるはず、と思っていたもので。意外に低かった。
「FECの副作用のほうはどうでしたか、今回は？」
「浮腫みは前回よりはラクでしたが、完全に浮腫みが引いたのは、やはり7日目の朝でした。今回は前回よりしんどくて、6日目と7日目、下痢と腹痛と気持ち悪さで2日間寝込みました。8日目には元気になって、ほぼ平常どおりでした。」
「下痢と腹痛ですか。下痢と腹痛というのは、FECの副作用の中では重いほうなんですよ。治療のメインはハーセプチンですからね。抗がん剤で、そこまで頑張らなくても・・・。わかりました、薬剤を減らしましょう。下痢と腹痛は、FECの中の5-FUが影響していると思われますので、次回からはEC療法にします。EとCの二種類の抗がん剤で治療します。」
おおっ、そんな方法があるのか！！目からウロコ。(*'o'*)
5-FU(フルオラウラシル)という抗がん剤に関しては、巷でいろいろと言われているようなので、これから少し調べてみよう。
それにしても、「抗がん剤でそこまで頑張らなくても」というひと言で、大分気持ちが軽くなった。＼(^-^ )♪
3クール目と4クール目はEC療法で、ということに決定。ドクターの奥の手。
というわけで、また血液検査室に戻り、グラン注射(白血球アゲアゲ注射)を打ってもらって終了。今のところ、具合は悪くない。元気なのでバスで行って帰ってきた。昨夜、油っこい夕食だったためか、胃の調子が悪くてあまり眠れず。バスでも病院の待合室でも、ぐぉーっと眠りこけていた。
患者さんの中で、ショートカットで水色の薄いカーディガンを着た、きれいな人がいるなぁ、と何気なく見ていたら、中待合室で一緒になった。
「もしかして・・・rosaさんじゃない？！」と声を掛けられて、よーく見たら、入院中に知り会ったSさんだった。入院中はメガネをかけてたし、髪型も全然違っていてわからなかった。「Sさんなの、ホントに？」思わず手と手を取り合う2人。
「これ、ウィッグなのよ。」「私もウィッグよ。でも、どうして？」
入院中は抗がん剤はやらなくて良いと言われていた私。その後のいきさつを語った。
「そうかー。FECきついでしょ？私はFEC4クール終わって、今タキソテール。あと一回で終了なのよ。FECキツかったー。タキソテールはすんごいラクだよ。」と、Sさん。
ウィッグつけてきれいになる人も珍しい(？)。ショートヘアがよく似合ってて美人さんだ。
ふとお隣に座ってる方を見たら、前回入院した時に同室だった方だった。今日も優しく微笑んでくださった。
診察室に入る直前、中待合室で盛り上がる編。なぜかこのパターンが多い私。半年ぶりの再会は嬉しかった。
