rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

FEC2クール、1・2日目

1泊入院から帰って来ました〜。元気です!

★1日目(昨日)。
今回心配だったのは、5月7日、8日とカゼをひいてのどが痛く、咳、タンも出ていたこと。「カゼをひいたら抗がん剤投与は出来ない」と、以前聞いたことがあるので、入院までに治るのかと心配した。

10日はまだ咳込んだり、タンもひどかったので、仕事中も「大丈夫?」と聞かれる始末。たしか、抗がん剤治療は、「スケジュールどおりに規定量を投与出来た場合、もっとも効果が望める」というような情報を目にした記憶があったので、これはもう、“気合”で治すしかない!と、決意。

結果、治った♪11日の朝はまだ咳もタンも出ていたけど、12日にはきれいさっぱり。あら、気合が効いたのかしら?体まで単純。

それでも、前日の夜は何だか怖かった。お腹の調子もユルユル気味で胃の調子もヘン。また、抗がん剤投与後しばらくは、あちこち調子の悪い日がやってくる、と思うとやはりユウウツ〜。

味覚障害もまた・・・あぁ。骨髄抑制の時のだるさ、しんどさもまた・・・あぁ。投与後1週間ほどの、頭ボケボケ状態もまた・・・あぁ。

副作用が軽めの私でもこうなのだ。抗がん剤怖いよ〜〜、という気持ちがふくらんじゃう。

それでいて、いざとなると、わりと平気。今回も心配するようなことは何も無く、全然大丈夫だった。ほっ♪

入院してすぐに、担当看護師さんとの面談があった。
11月の手術入院の時にも、よく当たっていた若い看護師さんで安心。私が通っている病院は、看護師さんたちのスキルが高くて、悪く言ってる患者さんがいないくらい。毎回毎回、丁寧な対応で気持ち良い。

FEC投与後の体調その他について、実に細かく聞いて管理カードのようなものに記入し、生活するうえで困ってることは無いか、などなども聞いてくれた。脱毛、ウィッグのことも。

「カゼがようやく治ったところなんですけど、抗がん剤投与は大丈夫でしょうか。」と聞いたら、「血液検査の結果を見て、ドクターが判断しますからお待ちくださいね。」とのことだった。

血液検査の結果。
白血球 前回 1300 今回 3600 Neut65.8%
ということで、OK。白血球は回復した。

午前中にゾラデックス注射。昼食後、午後1時に吐き気止めのイメンドを服用し、1時半から点滴開始。最初に吐き気止めの点滴。その後、FEC。終わったのが3時50分頃。

1回目より全然何ともなくて、気持ち良く寝ていた。ムカムカ感もザワザワ、ゾクゾク感もなし。やたらとだるくて眠くて、夕方はずーっとトロトロと眠っていた。

夜になって気持ち悪さやムカムカ感はあったものの、吐き気止めの点滴をするほどでもなかった。現実と夢のはざまを行ったり来たり。隣のベッドのおばあちゃんが、激しい咳をしたのにびっくりして、「ハイ!」と飛び起きてしまった。「すみません、寝ぼけました〜。」と私。いやはや。日頃の疲れがどっと出て、爆睡してた。でも、夜中に3回目がさめた。前回も投与の日はそうだった。

★2日目(今日)。
前回苦しんだ浮腫み。何と言うことでしょう!今回は全然、浮腫まない。顔も赤黒く腫れてない。朝の時点で全然何ともなかったので、利尿剤も使ってない。

前回は二泊三日入院で、点滴後もベッドに横になっていて、あまり歩き回らなかったのがいけなかったのか?今回は小さな用事のたびに廊下をパタパタと歩き回ったので、それが良かったのかも。

頭もボーッとしてないし。体が毒に慣れてきたのか。今のところはラクである。やや胃もたれしてるかな。

今回の入院食は残念だった。昼、夜、朝と3回だったが、全部おいしくなかった。わりとおいしくなくても食べられる私なのに、我慢できなかった〜。

☆   ☆   ☆

今回の病室は、年配の人ばかりで私が一番若かった。しかも再発組が多い。

左どなりの方はケアキャップを被っていて、「私も抗がん剤で1泊なのよ。」と、言ってたので投与終了後に、「抗がん剤は何回目ですか。」と聞いてみた。「私はね、かなり悪くしちゃってから来たの。平成18年に10回やって、今回のは今日で12回目。タキソテールなの。」とのお返事。

ニコニコと明るい方で50代くらい。「いつもは投与の後、外出許可もらってお出掛け(デパート?)するんだけど、今日は大雨だから無理ね。退院するときに、老舗の果物やさんでも見て帰ろうかしら。」と言っていた。

爪にはお見事なネイルが施されていて、看護師さんとその話で盛り上がっていた。濃いワインレッドに素敵な模様。メガネを掛けて新聞を隅から隅まで読んでいたり、生活を楽しまれてる様子だった。先輩の生き方には見習うべき所がたくさんある。

「次回の投与は3週間後でしょ。じゃあ、またお会い出来るわね。がんばりましょうね!」と、声を掛けてくれて、タキソテールの副作用のことなどを教えてくれた。

右どなりの方とは、直接お話しなかったが、漏れ聞こえてきた話では、「最初の手術の後、5年間ずっと、月一回診察を受けて超音波で見てもらって、年一回マンモも撮ってたの。それが7年めで反対側に出来て。私も自分でしこりがないか気にして見てたんだけど。」とのこと。

私が告知を受けた乳腺クリニックの先生にずっと診てもらっているらしい。年齢は80歳を越えてるそうだが、病気の知識もしっかりしていているし、手術を受けるなんてすごい。治療はホルモン治療のみだったようだ。

家族の方と話してるのが聞こえてきた。「知り合いの○○さん、抗がん剤治療だってよ。大変じゃない。だからあの時、全摘すればいいのに、って言ってたのに。」詳しいことはわからないが、年配の人ほど、抗がん剤=ものすごく苦しむ というイメージで忌み嫌うようだ。となりで投与されてる身としては、ちょっとフクザツ。

うまく副作用をコントロールしながら、がんばってる人たちも大勢いるんですけど。何より、癌細胞を撲滅したくて、いろんなことに耐えながらやってるんですけど。

抗がん剤をやった人とやらなかった人で、微妙〜なミゾはあるかな。。。