rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

FEC1クール、白血球数が減った〜

初回投与から2週間経ち、今日は通院日。病院に着いたのは9:45頃。

中央処置室で30分待って血液検査。その後、乳腺外科で呼ばれるのを待った。お昼少し前に診察室へ。

「どうですか?抗がん剤投与して、その後の体調は?」
「投与から6日間、顔が赤黒く腫れて足がパンパンにむくんでました。7日目の朝、大量にオシッコが出て、それからむくみがとれ、ラクになりました。」
「むくみで来ましたか。FECでは通常あまりむくみは出ないんですがね。わかりました。それでは、次回は最初から利尿剤を1週間出しましょう。薬剤の量を減らすより、利尿剤を使ったほうが、治療効果的にも良いと思いますからね。その他の副作用はどうでしたか。」
「吐き気も無く、食事も普通にとれてましたし、仕事も普通にやれてました。」
「ふむふむ。許容できる範囲内、ということですね。わかりました。」
むくみ(浮腫み)、という副作用を、私はわりと軽く考えていたのだが、ドクターは真剣に聞いてくださった。無理して耐えることもないのかも、と思った。次回は浮腫みには先手を打つ。

「ところで、血液検査の結果ですが、白血球の数値が下がってますので、今日は数値を上げるために“グラン”という注射を打ちます。」
グラン・・・いろんな方のブログに出てきた、あのアゲアゲ注射か。あらあら、私は白血球の数値は大丈夫じゃないかと思っていたのに。たしか、1000以下になるとヤバイらしい。

FEC投与前(入院時)の数値 5500 → 今日の結果(2週間後) 1300
問題なのは白血球の中の好中球の数値(Neut)らしいが、それも 61.5% → 21.9%

「ずい分減るものなんですねー。」
「まぁ普通にこのくらいの数値にはなりますよ。他の血液の数値からして回復傾向ですから大丈夫。次回の投与まで2週間ありますしね。」
恐るべし、抗がん剤の骨髄抑制効果!!ゴールデンウィークをはさむ関係で、次回は2週間後。それまでに白血球は回復出来るのか。

今朝はだるくて調子悪かったのだ。お腹もゆるめでトイレに3回も行ったし、バスで病院まで行こうとバス停に立っていたが、なんだか不調でタクシーを呼んだのだ。あぁ、お金がもったいない。でも、バスで疲れて病気に感染したりしたら、もっと大ごとだものな。

グラン注射についてのプリントを渡された。
抗がん剤の副作用で白血球が減ってくると、重大な感染症を引き起こすことがあるので、グラン注射を使用して白血球(好中球)の数値を上げる、とのこと。副作用として、骨、腰、関節の痛みや、寒気、冷や汗、顔面蒼白、発熱、息苦しい、左上腹部の痛みなどが出ることがある、とのこと。

「骨髄に作用しますから、胸骨、背骨、腰などが強烈に痛くなることがあるんですよ。痛み止めを出しておきますね。」とドクター。そう言われると気になるわー。

注射のため、また中央処置室へ。ここで注射専門看護師?さんに脅かされる。
「脅かすわけじゃないんだけど、この前、この注射を打って行った患者さんで、お会計待ってる間に具合悪くなっちゃった人がいたの。少し横になってておさまって帰ったんだけど、帰ったら今度は寒気がして大変だったって。発熱は伴わない寒気ね。3日間、何も出来なくなって寝込んだそうよ。他の患者さんは、関節が痛くなって動けなくなって、やっぱり3日間寝込んだ、って言ってたわ。全然何ともない人もいるんだけどね。この注射はね、打ってみないとわからないのよ。」
怖いよ〜。でも大丈夫。バスで帰って来て、今こうしてブログを書けるくらい元気である。ちなみに、副作用が出たとしても、医師はこの注射をまた打とうとするのだそうだ。どこの科の医師も。それだけ、白血球の数値は下がったままだと怖いから、なのだろうな。

まったく、47歳にして未知の体験ばっかりである。全部終わって会計に向かったら12時を過ぎていた。