仙台を離れて京都で生活すること数日。
テレビを見ていると、関西の人たちが熱く熱く応援のメッセージを送っていることに驚く。
店頭の募金箱を見ると、千円札や一万円札がぎっしり!夫の職場で募金を呼び掛けたところ、あっという間に14万円集まったのだそうだ!
関西では16年前に阪神淡路大震災があったから・・・。その時の辛い体験から来る熱いエールなのだろう。ありがとう!!
「どこから来はったの?」と、聞かれたこと数回。着てるものがあまりにも冬だったからか、何か行動が怪しいのか・・・。「実は仙台から来たんです。今回の地震で・・・。」などと語ると、「あらっ、ほんまに?」と、どの方も優しく親切に接してくださった。
京都はいい所です。
☆ ☆ ☆
職場の同僚からメールが来た。仕事についての連絡をみんなに流してくれたらしい。それによると、「震災により営業不可能な状況になっています。復旧に少なくとも2ヵ月は掛かると思われます。2ヵ月間、仕事はお休みになりますので、有給休暇を使いたい人は申し出てください。」とのこと。
営業不可能・・・。そうだろうな。思いがけず2ヵ月間の休暇をもらってしまった。抗がん剤治療でハゲても、無理して毎日ウィッグかぶらなくても何とかなるかな?ちょっとゆっくり治療に専念出来るかも。
最初はただの地震だと思ったのに。こんなに大変な事態になるなんて。
でも、「世の中、捨てたもんじゃないな」と思うのは、被災した人からも助けに行ってる人たちからも、「世の中の役に立ちたい」という言葉がよく聞かれるからだ。本当に、何度聞いたことだろう。そういう思いを強く熱く感じる人が多くなれば、この世界はきっともっと素晴らしい方向に進んでいくはずだ。
がんばろう、日本!