rosa8719の今日もご機嫌

59才で2回目の乳がんに。息子二人は独立し夫と二人暮らし。一日一日をご機嫌に。

手術の日

早朝5時半にすっきりと目が覚めた。
しかし、お通じはイマイチ。なので、「お腹をすっきりさせるために座薬を使いますねー。」と、看護師さんに座薬を入れられた。

普段、「恐怖の快便女」である私には、座薬の効き目は強すぎる!腸のぜん動運動のものすごさに、トイレで冷や汗かいてぶっ倒れそうになった。ツライ。

その後、ベッドで少し休んで回復した。手術時間が早くなくて良かった。

この日は手術が立て込んでいたのか、前の人の時間が延びたとかで、11時半開始予定だったのに、実際に呼ばれたのは12時半頃だった。(部屋に戻ったのは3時頃だったらしいので、2時間ほどの手術だった。)

替えのパンツを1枚持って(T字帯ではなかった)、看護師さんと歩いて手術室へ。更衣室で手術着に着替えさせられ、さらにいくつかある中の一つの手術室に連れて行かれた。

まるで映画かテレビみたい。大きなブルーのモニターと手術用の照明?手術室のスタッフたちがバタバタと準備をしていた。自分でベッドに横になるように言われた。

腕に点滴の針を刺される。しかし、うまくいかずに何度かやり直し。そうこうしている間に、「点滴から麻酔薬を入れますよー。」という声とともに、自分が見ている天井が、グラングランと大きく揺れだした!縦に横にグラングランとものすごくて、目を開けていられないくらい。
その後は夢を見ていた。
自分が何かを一生懸命にやってる夢だった。
(何だか変なものが指にくっついてる。口に当ててる変なマスクみたいなもの、はずしたい!)
と、自分の手で一生懸命はずそうとしていると、「ははは、それが嫌なんだねー。はずしたいんだね。」と、麻酔医が笑っていた。
(あれっ?なに?手術・・・終わったの?)と、急速に現実が戻ってきた。
「○○さーん、終わりましたよー。」「○○さーん。」と、看護師の声も聞こえた。
遠くの方で、「2.0×1.5センチ!!」という声も聞こえたような気がする。

そのままの状態でベッドで運ばれていく私。手術が立て込んでいるためにリカバリー室は使えないらしく、元いた部屋に戻されることになった。

「おおー、意外と醒めてるじゃん。」という夫の声。夕方には、学校帰りの次男も来てくれた。

「手術後の説明を主治医の方からさせていただきますが、主治医がすぐ次の手術に入ってしまうこともありますので、もう少しお待ちくださいね。」と、看護師から言われ、夫と次男はかなり待っていた。

その後、説明を聞いてきて、「手術前の予想通りだった、という話だったよ。大丈夫そうだ。さすが外科医って感じだな。」と、夫。次男も、「さわやか系の先生だね。」と、2人で感心していた。

まずはうまくいったようで、ほっと一息。

手術後の痛みもそれほどでもなかった。手術室を出るときに痛み止めを入れられたらしいが、その後は一度も使わずに済んだ。